【 ガーデンゴルフのコース概要 】 
ガーデンゴルフは、使用するビリヤードの球 (直径 57 ミリ、重さ 170 グラム)が
重くて地面の上を転がるだけなので、狭い場所にゴルフ・コースをつくることが出来ます。


( ガーデンゴルフ発祥の地・2番ホール、13m、パー3 )
ゴルフ・コースは、植木鉢のゴルフ・カップ(直径約11cm)を適当に配置して埋める
だけで良く、ホール数や規定打数などは状況に応じて自由に設定できます。
また、一つのホールに対してスタート位置を変えれば違ったコースとなり、狭い場所でも
変化に富んだコースが出来ます。
 
標準的なコースの設定は以下の通りですが、その難易度は、地面の起伏や障害物の
有無などによって大きく変化します。
特に、林の中 にゴルフ・カップを埋めて、通過しなければならない木々を特定すると、
木の根っこなどが障害物となって、非常に面白いコースが出来ます。
     
ショート・ホール(パー3) 距離約 5〜13m
ミドル・ホール (パー4) 約10〜20m
ロング・ホール (パー5) 約15〜30m
コース巾 2〜3m(地面のまま)
ハーフ・ラウンド(9ホール)コースの総距離 80〜150m
ワンラウンド(18ホール)コースの総距離 150〜300m
ハーフ(9ホール)コースの総面積 500〜1000 平米
   
なお、コース造りに大切なことは、老若男女が平等に楽しむために、直線距離を長くしない
ことです。( 7〜15mが適当 )

たとえ距離が短くとも、起伏の有る場所や斜面にゴルフ・カップを設置すると、
ボールを入れるのが非常に難しくなります。
ミドル・ホール(パー4)では、途中から左右に曲がり(ドッグ・レッグ)を付け、
ロング・ホール(パー5)は、クランク状やコの字型(2箇所のドッグ・レッグ)にすると良いでしょう。
以上を考慮した常設ガーデンゴルフ・コースの一例として、ニュースポーツの中核である
都立辰巳の森海浜公園のコース概略図、PAR数と各ホールの距離を記した表、および
写真を 以下に掲げます。
ホール No. @ A B C D E F G H Total
PAR 36
距 離 ( m ) 5 7 13 9 10 7 9 8 13 81 m


【 ゴルフ・コースに適した場所 】
ゴルフ・コースの設置に最適な場所は、各種の広場や公園の林の中 です。

また、自宅の庭や畑、集合住宅やマンション、老人ホーム、学校、市民会館、社宅や工場、
ホテル、各種の商業施設などの空地や外構スペースも適しております。
また、下記の写真のごとく 校庭などの段差がある場所 も適しております。

高さ30cmのゴルフ・コース面から下の校庭にボールが落ちた場合は OB となり、
一打の罰でボールを打ち直さなければいけないので、皆さん慎重です。

   (東京都 杉並区立和田小学校の常設ゴルフ・コース) 
【 コースの造成費、および維持管理費 】

非常に少額 です。
そして、下記の写真のごとく公園内の林の中で遊ぶ場合には、お金は特にかからず、
必要なものは 「ほうき」と 穴を掘る「小さなスコップ」だけです。
落ち葉を掃いてある所が、フェアウェイとグリーンです。
また、下記の写真のごとく 野菜畑や花壇の通路(左側)などを、ゴルフ・コースとして
利用すると、通路に雑草などが生えにくくなります。
野菜や草花の成長ぐあいを見ながらゴルフ・プレイできますので一挙両得です。

( ガーデンゴルフ発祥の地・18番ホール、左側通路の上り 28m、パー5)
【 公認ゴルフ・コースについて 】
当協会は、ガーデンゴルフ競技等を行なう場合に、世界各地のゴルフ・コースの構成
(PAR数の順序など)を共通にした方が、迷わず快適にプレイできると考えております。

そこで、下記の構成からなり公式競技にも使えるガーデンゴルフ・コース( 18 ホール、
PAR 72
または 9ホール、PAR 36 ) を、公認コース として認定しております。

なお、各ホールの距離は 30メートル以内 に制限されております。  

        
ホール No. @ A B C D E F G H 小計
PAR 36
ホール No. I J K L M N O P Q 合計
PAR 72